改めまして、かじりまるです。
約5ヶ月にも及ぶHPの放置におきまして、私の拙作を待って頂いていた皆様には、大変ご迷惑をおかけしました。
ここに、今一度深くお詫びさせて頂きたいと思います。

魔法少女リリカルなのはStrikersが終わり、しばらくの間はそれこそ自由気ままに書くことが出来ていました。
その後の彼女らを想像し、また創造しながら物語を編んでいく事は本当に楽しく、実りある時間となっていました。

それが、最初に揺らいだのがイクスの発売当時です。
公式としてのその後のストーリー、そして、深く語られていなかったナンバーズ諸氏の性格が浮き彫りになり、自分の中で固まっていたイメージと、細部における齟齬が発生し始めました。
それでも、幸いながらその時点での齟齬は、まだしも軽度のものであり、少々の手入れによって調整の効く範囲でした。

それまで投稿していた作品を手直しして、改めて世界観を確立させる事が出来た矢先に、4期(漫画)が開始しました。
その中で、再び自分の中での世界が揺らぎ始めていましたが、中でも決定的だったファクターが3つあります。
Vividにおけるフェイトの立ち位置、ユーノの扱い、そして、ヴィヴィオのデバイスであるセイクリッド・ハートの存在です。
現在までで進めていた長編『〜a sacred pray』において、その3つは非常に大きなしこりとなって残り、書こうとしても思考が止まる事が多くなってしまいました。
作家さんによっては気にしないで書ける方も大勢いらっしゃるのでしょうが、私は公式の設定をかなり重く考えていて、広義解釈してこじつける事はあっても、逸脱した世界観を作りたくないと言う事を、ひとつの指標として持っています。
もちろんそれは、自分自身で書くときの考えであり、そういった世界観を否定するものではありませんが、それによって劇的に執筆意欲を失してしまった事は確かでした。

そこに来て、実生活上で精神的トラブルを抱えたのと、、時間的余裕が全く無くなってしまったことで、ここ数ヶ月、完全にHPから遠ざかってしまっていた次第でありました。

重ね重ね、長らく音沙汰無しにしてしまい、本当に申し訳ありませんでした。


――――ですが。


今、ようやく精神的トラブルから解放されました。
mixiの方で少し書いていますが、時間を全て捧げていたミュージカルも11月29日をもって千秋楽を迎えました。

セイクリッド・ハートの存在によって、ヴィヴィオの戦闘スタイルが確立し、当初予定していたエンジェル・ハイロウの立つ瀬が失われていましたが……
これは、私が書かなければ、本当にそのまま立ち消えてしまうものなのですよね。

しゃぼん玉と言う童謡があります。

シャボン玉消えた 飛ばずに消えた 生まれてすぐに 壊れて消えた 風風吹くな シャボン玉とばそ

この歌詞は、作詞者が我が子を事故で亡くした時に書いたと言われています。
ここで筆をおいて、長編を凍結させる事は簡単ですが、そうしてしまったら、エンジェル・ハイロウと言うデバイスはどこにも存在しなくなってしまいます。
これまで、私の心の中で息づいていたこのキャラクター達を、作者の弱音で消したくはありません。
だから、最後まで書ききろうと思います。
そして、長編の完結と共に、この世界観のリリカル世界を完結させて、改めてVivid以降の世界と向き合おうと思います。
まだ、今しばらく時間はかかるかと思いますが、よろしければ、御付き合い下されば幸いです。


最後になりますが、前回更新時に、拍手コメントを下さいまして、本当にありがとうございました。
今、こうしてパソコンの前で文字を打てるのは、あなたのおかげです。


それでは、また次の更新で。願わくば、すぐにでもお会いできますように――――

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